HSPさんの中では、考えすぎてしまったり、優柔不断になってしまう人も多いのではないでしょうか。
ぼんやりとした見えない不安を考えてストレスになってしまったり、頭の中で分かっているつもりになっていたり。
今回はそんなHSPさんの考えすぎや優柔不断が理由で行動できない人のための対処法について紹介します。
HSPは考えすぎる性格がある
HSPさんは基本的に考えすぎる傾向にあります。
- このままだと将来○○になってしまうかも。
- ○○になったらどうしよう
こういった悩みは危機回避能力が高いことの表れであり、今後未来に起こりうるであろう脅威に対して不安を感じやすくなります。
このような脅威を近づけたくないために常に危険を察知し、考える癖をつけている人が多いのではないでしょうか。
HSPの考えすぎは無駄な場合が多い
HSPさんの場合、考えすぎる傾向にあるものの、実はその「考える」という行動は無駄になっている場合が多いと言えます。
その理由について解説します。
HSPの考えすぎは不安との戦い
HSPさんの危機回避能力は非常に高いものです。通常ならば予想もしないことに対しても、これまでのあらゆる経験から予測し、危機を未然に防ぎます。
しかしながら、これまでに対処したことの無い新しい問題に対しては対処が非常に遅くなります。
自分の中で「解決方法」が無いためにどのような行動をして良いのかがわからなくなるもの。
そのため、頭の中で冷静な判断が難しく、常に出口のない不安と戦っている様な人が多くいます。
不安を常に抱えていることは身体的ストレスをため込むだけ
ストレスを常に抱えていることは身体に毒ですよね。
しかし、これまでに解決したことの無い大きな問題に直面すると、冷静な判断が難しくなり、ストレスを溜め込みます。
HSPさんにとって不安や焦りの感情は、頭の中を覆いつくすため、すぐにメモリがいっぱいになります。
結果として、他人から見たら簡単に判断できることでさえ、行動できなかったりするんですよね。
そのため、ただ単に無駄なストレスを抱えている場合が実は多いのです。
現実から目を背けようとする
HSPさんの場合、ストレスに直面することを嫌います。
それは現在直面している問題だけでなく、その問題を深堀すると更なる問題が浮き彫りになる事ってありますよね。
仕事でもそう。一つの問題を退所していると、実はその問題の根は深く、別の部署や会社の問題にも繋がっていた...とか。
このように、次から次へと問題が現れる「可能性」がある時、その新たな問題に直面することを嫌い、全てに蓋をして現実逃避する場合があります。
もちろん、いつかは発覚するものですが、現在の状態ではとても対処できないということから「後回し」にしてしまうんですよね。
HSPさんの特徴は「行動できない」
HSPさんは失敗したりすることを嫌うため、自分自身で行動を起こすことを苦手としています。
特に組織にいる場合なんかは、自分自身の独断の決断によって、何か問題が起きたら嫌じゃないですが。
それゆえに、誰かからの指示を待つなどして、受け身を取る事が多いんですよね。
そのため、プライベートなどで大きな問題にぶつかると、常に誰かの指示が無ければ大きな行動はできず、優柔不断になってしまうもの。
【HSP】考えすぎ&優柔不断で行動できない人へ
HSPさんの中で、考えすぎてしまったり、優柔不断な発言ばかりしてしまって困る場合は、一度頭の中を整理してみることをオススメします。
例えば、自分がどのような事に不安を抱えていて、何を躊躇しているのかを明確にすること。
HSPさんにとって「不安」は頭のメモリをいっぱいにして、正常な判断を失わせます。
なので、普段は分かっていることでも、状況によってはその思考力を鈍化させることもあるんですね。
実際は一つ一つの問題を丁寧に答えをだせば、道筋が見えてくることもあるんです。
また、頭の中を整理する方法として、紙に書き出してみることをオススメします。
というのは、頭の中で「わかっている」と思っていたとしても、実際にその知っている事や考えていることを紙に書きだそうとすると
上手く表現できないことが多々あります。
これはつまり、「考えたつもり」「わかったつもり」になっているだけ。細かい部分が見えていなかったり、全体像を把握できていない場合がほとんどです。
僕は頭の中がぐちゃぐちゃになって行動が遅くなったな...と気づいた時には、基本的にA4サイズの用紙に、「考えていること」「悩んでいること」「やるべき事」など、脳裏に浮かんだことを全て書きだします。
丁寧に書くのではなく、とにかく吐き出すような感じで書きまくります。
この書く作業によって、自分がまず最初に何をすべきかが明確になるんですよね。
HSPさんの場合、優先順位の付け方が苦手という声が多いように感じました。これも個性の一つであり、「自分はそういうもの」として受け入れることもできなくはないですが、生きていればどうしても判断すべき時がありますよね。
そんな時は一度紙に書いて、自分の考えを整理してみましょう・