退職代行を使って仕事を辞めようと検討しているあなた。
実際、退職代行を使おうとする直前になって「これって迷惑かも...」と思ってしまう事ってありませんか?
会社の人のことを考えると非常識な行動なのかなって思いとどまってしまうこともありますよね。
しかし、実際のところはどうなのでしょうか?サラリーマンの上司にあたる人に聞いた見解を紹介します。
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退職代行を使うのは何が迷惑?無責任?非常識?
退職代行を使う時、やっぱり「会社にとって迷惑かな」とか「手続きとか大変になるのでは」とか考えてしまうもの。
こう考えてしまうのであれば、おそらくあなたは相手の気持ちを汲み取ることができて、とても優しい人なのではないでしょうか。
では、少し深堀して、具体的に退職代行を使う場合「何が迷惑なのか」を考えてみましょう。
残された側や批判側からのコメントとしては
こんなコメントがいくつか見られました。確かに無責任とか非常識って言葉は分かるように思います。
というのは、昭和や平成の時代を生きてきた人にとっては何があっても続けなければならない根性論が正しい世の中でした。
その人たちの常識に当てはまらないのは当然かもしれません。でもそれってその人のただの感想なんですよね。
人によって価値観って異なることを考えれば、別に放っておいてよいかなと思います。そう思う人もいるかなって話です。
では、迷惑についてはどうでしょうか?
具体的に退職代行を使って辞めることで何が迷惑になるのかを考えてみると、「後始末」や「仕事を代わりに誰がやるんだ」というところかなと思います。
人が急にいなくなることで、迷惑になる可能性があるということですね。更に深堀していきましょう。
退職代行を使うのは迷惑?立場別に考えると
では、具体的にどういう人に迷惑が掛かるのかを考えてみましょう。
どんな人に迷惑がかかるのかをはっきりさせると、あなたの退職代行を使う事へのハードルも下がるのではないかと考えています。
突然仕事が降りかかってくるのは迷惑
あなたが辞めたことで負担が増えるのは、おそらくは上司にあたる人だと考えられます。
過去の常識で物事を考えるなら、部下のやらかしは上司が後始末をするもの。説明責任を果たすためにも上司に負担がかかることでしょう。
同じ職場の同僚にも迷惑がかかるのでは...?と考えるかもしれませんが、基本的に同じ立場の人って「できるか、できないか」で物事を考えると思うんですよね。
決められた時間内にこなすことができないのに仕事を受けるのは間違っているし、この考え方の人は最近では多くなっているのではないでしょうか(かなりビジネスライクな考え方ですが)。
結果的にそれでもやらなきゃいけないのは「上司」になるかと思います。そのため、一時的にとはいえ、上司に負担がかかる事は予想できますよね。
退職手続きをする人からしたら迷惑
次に、あなたが辞めたことで退職手続きを行う人も少なからず仕事が発生しますよね。つまりは、人事部・採用関係の担当者です。
急に社員が辞めた場合、その人の退職手続きを行う必要があります。貸与物の回収・退職後の書類の受け渡し等。
また、あなたがいなくなった分、部署に代わりの誰かを派遣させなければなりません。
通常、退職には2週間以上の期間を経て退職するもの。なので通常よりかは早く手続きを済ませる必要がありますよね。
けれど、結局は迷惑がかかるもの
しかし、極論を言ってしまうと、退職代行を使って辞めようとも、普通の手順に従って辞めようとも、結局は迷惑が掛かる事実に変わりはありません。
さらに言えば、会社側の人でいろいろ意見を言いたいご意見番的な人は「迷惑」「無責任」なんて言葉を使いたがりますが、実際にその人にあなたが起こした迷惑を受け止めることはありません。
社員の一人が職場を辞めたとしても、その人の人生にとってはどうでもいいことなんです。さらに言えば自分の人生や生活に影響を受けたくないからその迷惑を受け止めてくれません。
つまり、同僚にとっては「どっちでもいい」のだと思います。
結局、仕事のしわ寄せは上司に流れるかと思います。
そして、上司は会社のルール的に仕事や部下の管理をする義務があります。なので、あなたが退職代行を使ってまで辞めなければならなくなったのは上司の責任になります。
なので、上司に負担をかけるのは自然の事かなって思いいます。
上司からしたらいつか来るべきものが来た...と言うだけなので「退職するの?退職しないの?」というところをはっきりしてほしい...といった感じではないでしょうか。
職業選択の自由を再認識しよう
当然の話をすると、会社に入社したらいつかは退社することになる時期が来ますよね。
そのため、会社としてはいつかはあなたも退社することを考える必要があります。
であれば、いつか来る退職の時期が今やってきたという事なので、そもそも迷惑というのは前提から異なります。
更には辞めたいのに辞めさせてくれないのであれば、強硬手段を取るのは自然なことではないでしょうか。
わざわざ辞める会社のルールや人の常識に当てはまってあげる必要は一切ないと思います。
退職代行はバックレよりはマシ
退職代行は批判されがちですが、一つだけ言えることは....
バックレよりは圧倒的にマシです。
正社員がバックレを起すよりは退職代行を使って辞めてもらった方が、会社側の負担が少なくて済むのです。
バックレの場合って色々の作業が発生します。
- 社員の安全確認のため、事故に巻き込まれた可能性を考える
- 貸与物の回収が必要
- 退職書類の受け渡し・郵送・やり取りが必要
- 連絡が取れなくなるためメールなどでのやり取りが必要
バックレは会社にとって相当に面倒なことです。
場合によっては懲戒解雇にもなるため、手続きが面倒です。急にバックレたとすると当然音信不通ですから、安否を心配して家にまで訪れる可能性は十分にあります。
となると、会社員の仕事を半分放棄しつつ捜索することになるため、時間を取られることになります。
そのため、バックレに比べたら退職代行は圧倒的に作業的負荷が少なくなると思います。
普通に辞めようとしても辞めさせてくれないとなれば、バックレは圧倒的に迷惑です。
そう考えれば、残された道は退職代行しかない...と言うのも納得ができますよね。
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退職代行を使わせるような会社が悪いのでは?
確かに退職代行を使う時には迷惑を考えてしまうものです。しかし、実際には退職代行を使わせるまであなたを追い詰めた会社が悪いのでは?という話もあります。
退職代行を使おうと思ったきっかけは何?
まず、あなたが退職代行を使おうと思ったキッカケって何でしょうか?
ほとんどの人が以下の内容に当てはまるのではないかと思います。
- 会社の労働関係が辛い
- 人間関係に悩んでいる
- 精神的に追い詰められた
- 辞めようとしたけれど断られた
- 上司とのコミュニケーションが上手くできない
当たり前の話ですが、本来であれば就職しているほとんどの人が会社とケンカせずに円満退職をしたいはず。
しかし、円満退職しようとしたけど退職を認められず、コミュニケーションがうまく取れず、仕方なく3~10万円ものお金を払って退職することを選んだと思います。
そのため、退職代行を使わせるような状況になった原因は会社にあるんです。
そこまであなたを追い詰めたのは誰?
では次に、あなたをそこまで追い詰めたのは誰でしょうか?
- 職場の上司
- 同僚
- 会社全体
まぁいろいろあるかとは思います。
しかしほとんどの場合、辞められないのは会社に原因があります。
中には「自分のせいで....」と、自分の責任にする人もいますが、これは僕は間違っている様に思います。
部下が上手に仕事ができなかったのは上司の責任。悪い言い方をしますが上司は部下を上手に「使う」必要があります。
上手に使えなかったために「すれ違い」や「意思の疎通」ができなくなり、よりネガティブな方に進んでしまうのです。
なので、ぼくから言わせれば退職代行を使うことになった原因は、上司の管理不足ですね。
退職代行は非常識?今どきの辞め方だからね
では、退職代行は非常識なの?って言う人もいますが、僕はそうは思いません。
もちろん、会社で働いている人の多くはあなたよりも高齢の方がほとんどでしょう。
定年間近の人だっているはず。
その人たちの中にはその人たちなりの常識があるんです。
- 仕事を辞める時には「お世話になった挨拶をする」。
- 仕事を辞める時には数カ月前から話しておく。
- 辞める前は飲みに行く。
これらは確かに人間としてのマナーを考えれば理解できますよね。
でもこれって、本当に必要なのでしょうか?
何が一番大切なのかを考えておきましょう。
あなたは「あなたの時間」というものを売って会社から「お金」をもらっているんです。
会社はあなたの時間をもらう事に価値があるかどうかを判断します。それで価値があると感じたからこそ採用します。
しかし、あなたの時間は戻ってきません。
職場の人の大変さや気持ちを考えるのは大切ですが、それ以前にあなたと会社はビジネスの関係です。
人の物差しで常識と非常識で考える前にあなた自身の時間を大切にしましょう。少しでも自分が楽にポジティブになるように仕事をした方がいいですよね。
だとしたら会社からの引き止めにあって無駄に時間を浪費するのは無駄でしかないようにも思うんです。
それに、時代は変化しています。
昔に通用した手法が現代でも通用するわけが無いんです。これは仕事においても同じです。
人が仕事を辞めることができない状況が生まれたから「退職代行」というサービスが生まれたんです。
つまりは、あなた以外にも辞められない人はたくさんいます。
なので、退職代行も今どきの辞め方として理解して、使いたい時に使うのが良いのではないでしょうか。
退職代行を使うなら違法じゃないサービスを
ただし、退職代行の中には違法に運営しているサービスがあるのも事実です。
弁護士や労働組合以外の民間企業が「辞める」権利を主張して会社と交渉するのは違法です。
辞める会社によっては「委任状」を確認できなかったり会社の身元を確認して退職を拒否してくる場合もあります。
なので、違法では無い会社を使うようにしましょう。
終わりに
退職代行を使った時に「迷惑じゃないかな?」と考える人ってとても優しい人なんだと思います。
しかし、実際には残った社員はそこまでの迷惑を感じていないのが事実です。ただ単にその人の常識から外れていることに対して文句を言いたいだけの人はいるでしょう。
そして、あなたは今、痰飲の迷惑と自分の選択を天秤にかけている状態かなって思います。
(そして、若干迷惑の方に傾いています。)
色々考えることもあるかと思いますが、一番は自分が幸せになる方を選択するのが良いかとおもいます。
辞められない辛い職場でストレスに耐え続け、体長を崩したらその後の人生に影響が出ることはあります。
それに、誰にも迷惑が掛からない生き方なんてないので、迷惑をかけるだけかけてみるのが良いと思いますよ。
自分が幸せになる道を選んでください。