HSPの人が感じることの一つに、【よく寝る】というものがあります。
どうやらHSPの人は比較的通常の人と比べてよく眠る傾向がある様子。
僕自身もHSPですが、普段ココロが弱っている時は十分な睡眠が必須であるように感じます。
今回の記事ではHSPさんが質の良い睡眠をとるためには、そして、普段どれだけ寝ているのかのアンケートを取ってみましたのでその結果を紹介します。
Contents
HSPはよく寝る・寝るのが好き
冒頭でも紹介した通り、HSPの人は比較的よく眠る傾向にあるようです。
HSP・繊細な人がよく寝るとされているのは、一般的な人よりも五感が優れており、疲れやすいことが原因ではないかとされています。
HSPさん100人に睡眠時間についてのアンケートを取ったところ、以下のような結果となりました。
だいたいの人が7~8時間の睡眠は必須であるとの回答でした。
ただ、こちらは日常的な睡眠時間についての回答ですが、HSPさんや繊細な人ほど疲れた時には寝すぎる・寝すぎてしまうとの回答でした。
基本的に、HSPではない通常の人でも1日8時間程度の睡眠が必要とされています。
睡眠時間をたくさん取る事は日常生活での健康維持や仕事効率を上げるために必要なこと。
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HSPがよく寝るためにやるべきコト!熟睡するために
ここでは、HSPさんがよく寝ることができ、熟睡するためにやるべきことについて紹介します。
①お風呂に入る
仕事が忙しいとついついシャワーだけで済ませてしまっていませんか?
HSPさんがよく寝る・熟睡するためにはしっかりと湯船につかって身体を温め、リラックスすることが大切です。
お風呂に入ってリラックスするルーティーンを繰り返すことで、自然と夜によく眠ることができます。
良眠となるよう、お風呂は溜めて入る(シャワーだけにはしない)、乳製品を摂ってリラックスする、足先を温めるようにする、できるだけ嫌なことを追い出すように努めています。(Tさん 30代女性)
できれば湯船に浸かる。シャワーだったとしても、身体が温まるようにしている。また、風呂上がりにいい香りのボディミルクとオイルで保湿しているが、軽くマッサージするようにしている。(Aさん 20代男性)
②ストレッチする
お風呂上がりのストレッチもよく寝るために大切な行動です。
ストレッチに寄って血のめぐりを良くして、身体をリラックスさせましょう。これをするだけで、布団に入ってから深い眠りに付くことができます。
できれば身体を冷やさないために、温かい飲み物をのむのも良いですね。
寝る前に軽くストレッチをして体をほぐしてから布団に入ります。よく眠るために部屋の明かりを真っ暗にして寝ます。
温かい飲み物を飲んで体を温めてから、ゆっくりストレッチをし心身がほぐれてきたところで深呼吸を何度かしてから布団に入ります。
①換気をする
寝る10分前に換気をやるだけで、翌日の集中力が爆上げするとされています。
二酸化炭素を減らすことが大切。
デンマーク大学の研究によれば、寝室の二酸化炭素量を変えて寝る測定した結果、翌日換気をした方がスッキリ起きることができたとされています。
更に睡眠の質が上がったとデータ上で向上したとされています。
日中の眠気・仕事中の眠気、思考力の向上なども確認されている。
換気をするだけで睡眠の質を上げることができるとされています。
②スマホやパソコンを見ない
寝る前30分~1時間の間、スマホやパソコンから目を離しておきましょう。
スマホやパソコンからはブルーライトと呼ばれる光が発出されています。そのブルーライトは睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌を抑制する働きがあります。
寝る前にスマホやパソコンを見ることで、脳は【昼間】であると認識するんですね。それによって体内時計がズレてしまい、結果的に良い睡眠を得られなくなってしまいます。
同様に、電気を付けながら寝るのも良くないので注意しましょう。
蛍光灯等の明るい電気は使わず、柔らかい明かりの間接照明だけにします。カフェインは避けハーブティーを飲んでリラックスするように心がけています。
③お酒やたばこを控える
よく寝るためには、お酒やたばこを練る前に楽しむことを控えましょう。
基本的にタバコの主成分の一つにニコチンがあり、これがアドレナリンの分泌に関与しています。アドレナリンの影響によって、交感神経が優位になり、覚醒作用が働き、眠りにくくなってしまうんですね。
お酒は寝つきがよくなるモノの、長期的には寝つきを悪くします。全体的な睡眠の質は悪くなります。眠りが浅い状態となり、中途覚醒・早朝覚醒の原因になることも。
しっかりと良い睡眠をとりたい場合はどちらも控えておきましょう。
HSPで眠い。睡眠不足を改善する方法
HSPさんほど寝すぎたとしても睡魔が引くことなく、眠い状態が続く場合があります。
ここでは、実際に眠れないHSPさんがよく寝るために、睡眠の質を上げるためのオススメの方法を紹介します。
HSPさんがよく寝るために必須の方法です。できるだけ毎日心がけてみてください。
①太陽の光を浴びる
HSPさんがよく寝るためには太陽の光を浴びることが大切です。
太陽の光を浴びることで体内からセロトニンという物質が発出されます。
セロトニンは睡眠ホルモンと呼ばれるものであり、メラトニンの原料。
睡眠の質を深くしたい、よく寝るようにしたいのであれば、メラトニンが効率的に発出されるように日中は日の光を浴びておくことをオススメします。
昼間の昼食時に外に出たり、明るいうちはカーテンを開けておくようにしましょう。
②同じ時間に起きる
毎回、同じ時間に寝て同じ時間に起きることを習慣化すると、生活リズムが作られます。
生活リズムを整えることで睡眠の質も改善されるようになります。
実はこの生活リズムを崩してしまっているため、夜に眠れないという人が多いんです。
睡眠の質が悪かったり、寝る時の悩みを抱えている方のほとんどは、この生活リズムがバラバラであることが原因です。
- 夜は同じ時間にベットに入れていますか?
- 朝は同じ時間に起きれていますか?
毎日これだけを意識して眠るようにしましょう。
③ぬるま湯のお風呂に浸かる
しっかりとよく眠りたい人は寝る前にぬるま湯のお風呂に浸かるようにしましょう。
人によっては熱すぎるくらいのお風呂が好きな方もいますが、基本的にはぬるま湯くらいのお風呂をオススメします。
ぬるま湯のお風呂に浸かることでリラックス効果が得られます。
これによって高ぶった神経を抑えることができ、落ち着いて睡眠に入る事ができます。
④コーヒーを控える
眠れないHSPさんに多いのがコーヒーの飲みすぎといったケースがあります。
HSPさんの中ではコーヒー自体刺激が強くて嫌だというひともいるかもしれませんが、仕事ばかりしているとコーヒーを摂取しすぎてしまう人も多いもの。
気付いたら日中は眠いのに夜はあまり眠くない...といったことになっていませんか?
その場合には、出来るだけコーヒーの摂取量を減らしてみましょう。
出来るだけ午後にはコーヒーを飲まなず、午前中に摂取する事。これによって夜にはぐっすりと眠れるようになります。
HSPにとってよく寝ることは気力回復のために必須
HSPさんの中には長時間の睡眠をとってしまい、「私、よく寝るな...」「寝すぎだな...」と感じている人もいるのではないでしょうか。
土日の休日の大半をベッドの中で過ごしてしまい、土日に起きて過ごす時間がどんどん過ぎていってしまうこともありますよね。
ポイント
HSPさんは普通より敏感に人の気持ちや音・光等に反応します。
神経がむき出しになっている様な感覚ですね。非HSPさんよりも5感で感じる情報量が多いんです。
例えば、たくさんの情報を受け取ってしまうとそれを頭の中で処理しなければなりませんよね。この処理回数が人よりも多いと必然的に疲れが生じます。
その疲れを癒すために、眠ることによって脳を休ませ、神経を休ませ、回復を図らなくてはなりません。
つまり、HSPさんにとって眠ることは必要な行為と考えて良いでしょう。
いつもより良く寝てしまったという場合には、その分あなたがいつもより疲れていたと考えるのが妥当ですよね。
その場合には、少し疲れていたんだなと、身体をいたわってあげることも大切です。
もし疲れが溜まっているなと感じたなら、以下の記事で疲れの取り方についても学んでおきましょう。
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HSPさんは睡眠の質を高めることが大事
基本的に人は、なろうと思ってショートスリーパーになることはできないということになります。
では、どうしても寝てしまう人が日常の活動時間を増やすためにはどうすれば良いのか?
その答えとしては、睡眠の質を上げる事が大切とされています。
睡眠中にどれだけ深く・効率的に眠ることができるかによって、多少なりとも短い時間の睡眠でもスッキリとおきることができます。
つまりは睡眠時の環境をどれだけ気を使うことができるか?によって、睡眠時間を短くすることができるようですね。
HSPが良く寝る悩みについてまとめ
自分はHSPでよく寝る・寝てしまうという場合、基本的にはその活動は正しいものであり、自然な活動と考えるべきでしょう。
基本的に人は8時間程度の睡眠を取る事によって、正常なパフォーマンスを取る事ができます。
そのため、無理に睡眠時間を減らそうとかする必要はありません。作業が多いからと言って睡眠時間を減らすことは、むしろ逆効果。
それよりも、睡眠の質を高めるために行動しましょう。
睡眠の質を高めることによって、寝起きをスッキリ起きることが出来たり、メンタルが強くなったり、仕事・日常での思考力の向上が確認されています。
もしそれでも睡眠の質が改善されない場合には、普段の仕事を変えてみる・辞めてみることをおすすめします。
あなたにとって向いてない仕事・必要以上に疲れるような仕事に就いている場合、自覚しなくても身体に疲れは溜まっているモノ。
例えばHSPさんにとって人の雑踏の中を歩くとか、急かされるような仕事は地獄そのもの。
場合によっては転職や退職も視野に入れるべきかもしれません。
以下にオススメの退職代行サービスについて紹介しています。