HSPの人で仕事が続かないことを悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
HSPさんの場合、仕事自体は丁寧で真面目、誠実な人が多いものの、人間関係で複雑な悩みを感じてしまう場合もあります。
それゆえ、職場で仕事が遅い・使えない・協調性がないなどと怒られてしまうことも。
結果として、仕事を辞める・転職という選択をしてしまうこともありますよね。
本記事では、HSPで仕事が続かない時にはどのように対処すればよいのかを紹介していきたいと思います。
Contents
HSPは仕事がつらいと感じる理由
HSPさんの場合、仕事はつらいと感じがち。
というのは仕事自体が厳しくつらいというわけではなく、職場環境や人と人との距離にストレスを感じ、つらい・続かないと感じてしまうもの。
では、具体的にどのような事に仕事が辛いと感じるのかを調べてみました。
①誰かが怒られている時に自分が怒られている気持ちになる
誰かが怒っている、怒られている場合に気になってしまうことはありませんか?
自分が何かをしたわけではないのに、誰かが怒っていると今日俺って何かしたかな?自分のせいで怒っているのかもと、感じてしまい、妙に気を使ってしまうのです。
仕事では、職業柄怒らなくてはならない立場の人もいます。常に自分の感情だけで動かず、仕事だからそのように振舞っている人もいます。
しかしながら、そのちょっとした出来事に気づいてしまい、気になってしまうことはHSPさんにはよくあること。
また、誰かが怒られている時に自分のことを指摘されているようにも感じてしまうことも。
そのちょっとした「違和感」を常に感じ取ってしまうため、仕事に集中できず、疲れが溜まり、続かない...となってしまうんですね。
②相手の感情を深読みし過ぎてしまう
例えば、視界に入る同僚や上司が現在どのように感じていて、楽しんでいるか、怒っているか、イライラしているか、興味がないのかがわかってしまう。
そして、もし自分のことに興味が無い・嫌われているとわかってしまったら、本当に話しかけづらくなるもの。
今、怒っていないかな...?
話しかけて突き放されたらどうしよう...?
そんな風に考えてしまうんです。
仕事だからそうは言ってられないのだが、業務に支障が出るレベルで意思疎通が難しくなったりしたこともあります。
ぶっちゃけ、どのような職場でも関わる人自体の性格が悪い人というわけではないのです。
人の気持ちがなんとなくわかってしまうがゆえに、自分の気持ちにも影響が出てしまうということ。
時には自分自身のパフォーマンスにさえ影響が出てしまうほど。
③ちょっとした言葉を深読みしてしまう
職場では先輩や上司の軽いジョークが飛んでくることってありますよね。
最近になってようやく笑ってスルーすることができるようになりましたが、
あれ、めちゃくちゃ嫌じゃないですか?
別に他の職場に移ってもらってもいいんだよ?笑
大して役にたってないからなぁ(笑
ほんの一部ですが、こういう冗談交じりの言葉、ジョークとわかっていながらも受け流すことができず、心の奥でグサッと痛みを感じていました。
実は本心から言っているのではないかと思ってしまうんです。
どこか、存在を否定されるような言葉のように受け取ってしまうんです。
こういった言葉が一番つらかったですね。
全てのHSPの人がそうとは言えないものの、HSPの人はこのように
組織的な仕事の場合、人間関係にものすごくストレスを感じてしまうのです。
HSPでは仕事が続かなくなる
こんな感じで、仕事をしていると人の気持ちが変わるだけで自分自身が振り回されることがあります。
結果として、あなた自身がストレスを感じてしまうんですよね。
それゆえに、毎日仕事が終わった後、一日を通して特に大きなことをやっていなくても過度な疲労感を感じて、帰宅後にぐったりしてしまうものです。
そのような状態が続き、仕事が続かず、辞めてしまう...となるんですよね。
実際僕も同じでした。仕事から帰ってきたらそのままベッドで寝てしまうことも多かったですし...
僕が個人的に思うのは、続けられる仕事を探すべき...と言う事。
HSPは個性や性格の一つとして捉えるべきなので、ダメな部分ばかりに目を向ける必要は無いです。
もくもくと集中して何かをこなしたり、感性が豊かであることから音楽やデザインなど視覚・聴覚などの感覚を生かす仕事、表現する仕事の方が圧倒的に向いていると考えます。
僕自身もそっちの方の仕事をするときほどワクワクしたり集中できることが多かったように思います。
アイデアを生む仕事・自分のペースで進められる仕事が面白いと感じることが多いですね。
一方で、人と関わったり、会議や打ち合わせが多い日程、疲れやストレスを感じていました。
HSPの人すべてがそうとは限りませんが、自分に向いている仕事というのがあるということを考えてみてはいかがでしょうか。
HSPで仕事が続かない場合ってこんな状況
では、HSPで仕事が続かない場合、どのような問題が原因となって続かないのか。
僕個人の経験を元に紹介します。
①人間関係にストレスを感じる
HSPさんが仕事が続かないのは、人間関係にストレスを感じることが最も大きな原因ですよね。
正直に言えば、ここに全てが集約されるようにも思います。人と人が頻繁に関わる仕事、特に会社でのチームでの仕事などはストレスを受けやすいです。
合わない人がいる中で、無理に頑張って仕事しているんです。ストレスを感じて当然ですよね。
対処法としては、チームでの仕事だとしても、リモートワークなどであれば、ある程度はストレス軽減になります。
人はどこか波長のようなものを出しているように感じる時があり、物理的な距離や遮蔽物があれば、いくらかストレスは軽減できます。
もし、コロナなどの影響によってリモートワークが可能なら、その様に対応してみましょう。
②仕事が遅いと言われる・急かされる
仕事が遅いと言われたり、急かされることも仕事が続かない原因になりがち。
僕は以前はシステムエンジニアの仕事についていました。
その時は未経験での入社であり、出来るかどうかが分からない事に対して納期が決められている仕事に大きなストレスを感じていました。
急かされることに対して大きなストレスを感じていたように思います。
まだできていないの?
スケジュールは順調なの?
はやくしてよ。
こんな言葉がとてもつらかったですね。
いつもは問題なくこなすことができた仕事でさえも、急かされることで思考が鈍化したり、優先順位が付けられなくなってしまったりすることも。
その結果、大きな不安感を抱え、結局その仕事は辞めてしまいました。
雇用される場合、どのような仕事にも納期は付き物ですが、出来るだけ自分のペースで進められる環境づくりを大切にしましょう。
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③周囲の人の感情が気になって仕方がない
周囲の人の感情が気になって仕方ない人も仕事が続かない傾向にあります。
僕が会社に入社してから分かったことですが、大手・中小企業に関わらず、会社の仕事への取組み方針と部署の仕事への取組み方針は異なっています。
会社全体としては、ゆるく朗らかな印象があっても、部署によっては、体育会系で罵声が飛び交う事だってあります。
僕はそんな部署にいたのですが、他の人が起こられていたりする状況では気になってしまって自分の仕事さえ手に付きませんでした。
自分もいつか怒られるのかも..という不安や、自分のせいであの人は怒っているのかも...とか、なんでそんなことで怒るんだろう...といったように、
人の声や環境などによる外的要因によって、自分の感情が大きくかき乱されることがありました。
また他にも、特に話したりしているわけでは無いのに、視界に入る人の少しいつもと違う行動や態度、席を立つ頻度などから人の感情を深読みしてしまうことも。
出来れば職場はパーテーションで区切ってくれ...なんて思うこともあるほどです。
この時の僕の対処法としては、眼鏡をかけたり、視界に入らないように職場環境を変更したり、時には耳栓をしたりして刺激が入ってこないように工夫しました。職場によってそれが許されるかどうかは別問題ですが、自分が仕事しやすいように環境づくりも大切です。.
何にせよ、周囲の人の感情が見えすぎてしまう場合には、仕事が続かない場合があるので注意しましょう。
④仕事で泣いてしまう
なぜか仕事が上手くいかず、気持ちが伝えられず、泣いてしまうことってありませんか?
HSPさんの場合、気持ちを奥深くへしまってしまう傾向にあります。何とかその場の空気に合わせて気を使ってやり過ごそうとするんですよね。
その閉まって溜め込んだ本心がいっぱいいっぱいになった時にどうしても涙が溢れてしまうんです。
自分の本心を打ち明けた時とかに泣いてしまうことってありませんか?
泣いてしまうことが頻繁に起こるのであれば危険信号。あなたがその職場に向いていない証拠です。どうしても気持ちにフタをしてしまう常に気遣いが必要なのであれば、職場を変えることも考えておきましょう。
人には向き不向きがあるので仕方ありません。そういうものだと考えて、普段から気持ちを打ち明けることに慣れておくことも必要ですね。
HSPで仕事が続かない場合の対処法
仕事が続かない場合の対処法としては、なぜ続かないのか?という理由を明確にすること。
仕事が続かない人によくあるのは、なんとなく感じている【嫌な事】が実は明確では無かったりするもの。
何で俺ってこんなに仕事できないんだろう...
ここで思考が止まってしまったりしませんか?ネガティブな内容であることから、これ以上考えたくもないという人もいるかと思います。
ネガティブな状態からポジティブな方に思考に向けることって難しいんですよね。
しかし、逆に他の人がそのような状況だったら...と思うと答えがカンタンにでるもの。仕事中はいっぱいいっぱいになり対処できないかもしれませんが、HSPの人は他の人が落ち込んでいる時って比較的解決策となる答えを見つけやすいんですよね。
良くない部分・こうしたほうがよい部分が明確に分かり、より的確なアドバイスの能力に長けているんです。
ただ、多くの人と関わっている時って思考が遅くなったりパニックになってしまう場合もあるもの。つまり、自分自身で解決に導くことは困難。
なので、仕事が続かない問題に関しては、出来れば状況を知っている人でかつ、HSPの友人に相談してみることをオススメします。
客観的に見てもらえれば、ダメな部分や直すべき部分が見えてくる可能性があります。
あなたの強み・弱みを理解したのであれば、改めて仕事探しを始めてみてはいかがでしょうか。
HSPにオススメの仕事や向いている仕事は以下の記事にて紹介しています。
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HSPで仕事を辞めたい・働きたくないと感じたら
もしあなたがどうしても仕事を続けることができず、辞めたい・働きたくないと感じたのであれば、
思い切って仕事を辞めてみることも選択肢に入れるべきです。
しかし、仕事を辞めることを考えると困るのはお金の問題ですよね。
お金が無ければ生活に困るため、結局また働かなければならないと考えてしまうもの。
そこで、紹介したいのが退職コンシェルジュの給付金サポートです。
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退職後の生活を全力でサポートするサービスなので、とても魅力的ですよね!
もしあなたがどうしてもHSPで仕事がつらい、働けないと感じた場合には給付金サポートを受けてみることも視野に入れてみましょう。
退職コンシェルジュではあなたの現状の状況を元に相談に乗ってもらうことが可能です。
まずは一度、サポート専任スタッフに相談してみましょう。
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HSPで働けない場合には
HSPさんの場合、自分の性格と職場環境や人間関係で悩み、仕事に行きたくないと感じることはありますよね。
しかし、場合によってはHSPさんは働けない場合もあるでしょう。ストレスの感受性は人それぞれ。極度のストレスを受け続けると、職場復帰も難しい場合もあります。
そんな、HSPで働けない場合にはブロガーになることをオススメします。
HSPさんは人と上手に関わると言ったことは苦手だけど、ブログのようにコツコツできることは得意分野である傾向にあります。
もしあなた自身が働くことができないのであれば、ブログにて、あなたの毎日を発信してみてはいかがでしょうか。ブログは自分自身を表現できる最適な場所です。
まずは副業からでも良いでしょう。少しずつ、コツコツ進めることをオススメします。