本記事では、退職代行リスタート(Re:Start)の口コミ評判について紹介します。
結論から言えば、退職代行リスタートは退職の意思を辞める会社に伝えることしかできないので、一部の人のみにおすすめできます。
もしあなたが以下のように考えるのであれば、少し考え直してみましょう。
- トラブルなく退職したい
- 有給休暇の消化・退職金の請求・残業代の請求をしたい。
それでは、具体的に説明していきます。
Contents
退職代行リスタートとは?
「スピード退職で、新たなスタートを支援します」というキャチコピーで退職したい人向けにサービスを展開しているのが退職代行リスタートです。
それでは、「退職代行リスタート」の特徴をまとめていきましょう。
サービス特徴 | 対応 |
運営元 | 民間企業 |
金額 | 33000円(高め) |
追加費用 | 無し |
会社との交渉 | 不可 |
実績 | 非公開(2019年2月~) |
即日退職 | 〇 |
対応時間 | 24時間 |
相談回数 | 無制限 |
返金保証 | あり |
支払い方法 | 現金(✖カード) |
転職サポート | 無し |
退職代行リスタートは民間企業が運営している退職代行です。
編期保証もあり、即日退職やスピード退職を売りにしていますし、アフターフォローも付いているとのこと。
しかし、気になるのは料金です。退職代行リスタートでは常にキャンペーンが行われていますが、期限が決められておらず、予告なく変更になる場合があるので注意が必要です。
退職代行リスタートの利用前に押さえておくべき退職代行の注意点
まずは、退職代行リスタートを利用する時の注意点について解説します。
- 有給消化や残業代などの交渉は代行できない
- クレジットカードが使えない
- キャンペーン価格の適用期間に注目
- 金銭請求や法的トラブルは弁護士へ
- 確実に退職したいなら、労働組合か弁護士に依頼しよう
1:有給消化や残業代などの交渉は代行できない
退職代行リスタートでは退職時に有給休暇の消化・退職金の請求・未払いの残業代の請求はできません。
退職代行リスタートは民間企業の退職代行業者であるため、辞める会社と交渉すると違法行為(非弁行為)となります。そのため、退職代行業者とは言っても、「退職の意思を代わりに伝える」事しかできないものとなります。
もし退職代行を使用するなら、有給も消化して、退職金ももらって、損をせずに退職したいですよね。であれば、民間企業ではなく労働組合か弁護士に依頼するのが賢明と言えるでしょう。
2:クレジットカードが使えない
退職代行リスタートではクレジットカードを使用することができません。基本的に正式契約をして料金を支払う場合には「銀行振り込み」となります。
この銀行振り込みにどのようなデメリットがあるのかというと、深夜帯に代行を行う場合、入金を確認できるのが翌営業日となります。
場合によっては融通を聞かせてくれる場合もありますが、24時間営業という記載も無く、深夜帯に対応してくれるかどうかは不明。そのため、深夜にどうしても明日出勤したくない、もう辞めたいと思っても即対応が難しい場合もあるでしょう。
3:キャンペーン価格の適用期間に注目
キャンペーン価格の適用期間に注意する必要があります。最近まで、退職代行リスタートでは20000円の費用で代行を受け付けていましたが、最近になって33000円に値上がりすることがありました。
キャンペーンの期間なども具体的に示されていないため、おそらくは問い合わせ数が多い~少ないで料金を決めているように思われます。
そのため、急な料金変更も考えられるため、もし依頼するなら現在の料金について確認が必要です。
4:金銭請求や法的トラブルは弁護士へ
退職代行を使って退職する場合、セクハラ・パワハラ等で損害賠償請求を行いたい場合もありますよね。そのような時には退職代行業者では対応が難しいため、弁護士に依頼する必要があります。
基本的に民間の退職代行業者は「退職の意思を伝えるだけ」ということを覚えておきましょう。
5:確実に退職したいなら、労働組合か弁護士に依頼しよう
退職代行リスタートは退職の意思を代わりに伝えてくれる業者になります。そのため、会社との間にトラブルなどが発生した場合は強く退職を迫ることなどはできません。
例えば、相手の会社がどうしても退職を認めないと話してきた場合、退職代行リスタートではその問題についても交渉はできないのです。
もちろん、退職させないということは民法に反することになります。そのため、通常であれば退職できるはずですが、そういうブラック企業もあるという事。
もしそのような状況になった場合、あなたの退職については宙に浮かんだ状態になり、どちらかが折れるまで事が進まない事態になる可能性も。
そのため、トラブルなく辞めたいのであれば基本的には民間企業の退職代行はおすすめできません。
もし依頼するのであれば、労働組合か弁護士の退職代行に依頼しましょう。
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退職代行リスタートの特徴
それでは、退職代行リスタートの特徴について紹介します。
①利用料金以外に追加料金がかからない
退職代行リスタートでは追加料金は発生しません。
例えば、弁護士の退職代行サービスでは、「成功報酬」や「オプション費用」といった追加料金が発生する場合が有ります。
それぞれ退職金や未払いの残業代の請求などで、回収した金額の20%くらいを請求される場合があります。
対して、退職代行リスタートは追加料金は必要ありません。そのため、料金に関しては安心できるでしょう。
②すぐに辞められる即日対応!
退職代行リスタートでは、すぐ辞められると公表されています。場合によっては即日対応も可能としています。
これはつまり、相談から実際の退職代行の実行までに面談や相談といったステップを踏むことなく、ネット上(LINE上)のやり取りだけで完結できるということを示しています。なので、すぐに退職したい人にとってはオススメかもしれません。
③会社への連絡が不要!
基本的なことですが、退職代行なので会社への連絡は不要です。
依頼した段階から全て連絡は退職代行リスタートを介してやり取りを行い退職する形になります。
退職後の退職届の発想や備品の返品する時の郵便物などは、自分で発送する形になります。
④全額返金保証つき!
退職代行リスタートでは「返金保証」が付いています。万が一退職できなかった時には全額返金するとのこと。
2021年3月時点で退職成功率は100%としています。返金保証は非常に安心感があるところですが、逆に言えば退職できない「万が一」が起こることがの方が不安なのではないでしょうか?
退職代行を依頼する場合、料金の返金よりも、「退職代行を使ったのに退職ができず、また会社に出勤することになるという未来」の方が僕的には非常に怖いです。
会社に行けば確実に陰口をささやかれるだろうし、上司からの目も厳しくなり、おそらく環境は地獄でしょう。
となれば、「返金保証」よりも、確実に退職ができる業者を選ぶべきだと思います。
退職代行リスタートのデメリットや悪い評判のまとめ
デメリット1.料金の支払いにクレジットカードが利用できない
前述したように、退職代行リスタートではクレジットカードを使用することができません。
そのため、基本的には銀行振り込みでの対応となります。
退職代行リスタートの口コミ
仕事が辛すぎて、退職をなかなか切り出せずにいました。夜中ににどうしても翌日の出社をしたくなくなってしまい、退職代行を使用しましたがクレジットカードが使えず焦りました。結局、銀行振り込みで依頼することにしましたが入金の確認は翌日朝となり、対応が少し遅くなってしまったことが残念でした。退職自体は無事にできたので良かったです。
デメリット2.退職代行業者なので会社との交渉はできない
退職代行リスタートは民間企業の退職代行業者です。
そのため、辞める会社との交渉はできません。交渉が必要な場合は労働組合か弁護士の退職代行に依頼しましょう。
退職代行リスタートの口コミ
退職できたけど...
20代男性 サラリーマン
退職代行リスタートを使って退職しました。普通に有給休暇ももらう事が出来たのですが、後から交渉ができない民間企業だと知って少し不安になりました。交渉を断られることもあるってことなんですね。退職金や残業代はもらえて良かったですが、次使うなら労働組合にお願いしようと思います。
デメリット3.トラブルがあった場合に不安
同様に、退職代行リスタートではトラブルがあった場合にも交渉はできません。
そのため、相手の会社が退職を拒否してきた場合などには法律上、対応が難しいと言えるでしょう。
あくまで、「退職は問題なさそうだけど退職を切り出すのが面倒」という場合に使用するのが好ましいと言えます。
退職代行リスタートの口コミ
特にトラブルなく退職
30代女性 営業
仕事を退職する時の「辞めます」のひと言を言うタイミングに悩んで悩んでそのひと言が言えずに月日だけが過ぎてしまいました。特にトラブルなく退職できたみたいです。今ではなぜもっと早くこのサービスを使わなかったのかと後悔しているくらいです。
悩んでいる時間がもったいなく感じました。
退職代行リスタートと他の退職代行サービスを一覧表で比較
それでは、退職代行リスタートを他の退職代行業者と比較してみましょう。
POINT:退職代行の比較
退職代行業者 | 料金 | 運営元 | 交渉 | 即日退職 |
退職代行ガーディアン | 29,800円 | 労働組合 | 〇 | 〇 |
退職代行SARABA | 25,000円 | 労働組合 | 〇 | 〇 |
男の退職代行 | 26,800円 | 労働組合 | 〇 | 〇 |
退職代行リスタート ※サービス終了 | 33000円 | 民間企業 | × | 〇 |
退職代行Jobs | 29,800円 | 民間企業 | × | 〇 |
退職代行辞めるんです | 27,000円 | 民間企業 | × | 〇 |
退職代行NEXT | 33,000円 | 弁護士 | 〇 | 〇 |
弁護士法人みやび | 55,000円 | 弁護士 | 〇 | 〇 |
アディーレ法律事務所 | 77,000円 | 弁護士 | 〇 | × |
他社との比較では、料金は特別なキャンペーンを行っていない場合は料金は比較的高め。
そして、他者で行うことができる交渉や転職支援のサポートはありません。
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退職代行リスタートの利用がおすすめの人
それでは、退職代行リスタートの使用をおすすめしたい人に付いて紹介します。
①ホワイト企業に就職していて辞めるまでの過程が面倒
とにかく辞めるまでの過程が面倒!...という人は少なくないでしょう。退職を言い出してから、2週間~1か月程度の間、引き継ぎやあいさつ回りをする必要があります。
そういった過程はマナーとして必要ですが、実際はかなり面倒だったりするんですよね。
もし辞める会社がホワイト企業であり、退職に関してもしっかりと対応してもらえるのであれば、退職代行リスタートを使うことでスムーズな退職が可能でしょう。
突然、退職代行を使って辞めたとしても、退職金や残業代もしっかり支払われるケースが多いです。
②とにかく辞めたい、有給や退職金は不要
退職代行を使用すると、会社によっては有給休暇の消化が出来なかったり、退職金や残業代が支払われなかったりします。
しかし、「それでも問題ない」「とにかく退職したい」という場合には、辞めるんですを使用して辞めるのは効果があるように思います。
入社して1年目の人は基本的に有給休暇や退職金は支払われることもありませんし、残業になることも少ないでしょう。
そう考えると、新卒の方にとっては使いやすいのではないでしょうか。
③ホワイト企業で人手不足という理由で上司から断られている
ホワイト企業にて働いていて、会社としては誠実な対応をしてもらえる場合が在ったとしても、上司が酷いという場合もありますよね。
例えば、退職届を出そうとしても、部長が人手不足などを理由に退職を断る場合もあるのです。
その場合には、退職代行辞めるんですを使って直接やり取りをしてもらう事で、退職しやすくなるでしょう。
退職代行リスタートを利用する流れは4STEP
では、具体的に退職代行リスタートを利用する流れについて紹介しましょう。
step
1LINE・電話もしくはHPの問い合わせフォームから依頼する
退職代行リスタートの公式HPにアクセスしてLINE・電話もしく問い合わせフォームより依頼しましょう。LINEから依頼するのが一番カンタンですよ。
step
2アンケートに答える
依頼したら、辞めるんですの会社からアンケートとヒアリングが行われます。質問された内容に沿って回答していきましょう。
特に難しく考える必要はありません。
step
3スケジュール調整
内容について伝えた後は、具体的に辞めるまでのスケジュールについて伝えましょう。
迷っている段階で進めてもOKです。急に辞めたくなってもOK。
相談は全て無料ですので、心行くまで相談しましょう。
step
4入金&退職代行の実行
内容について納得したのであれば振り込みを行いましょう。
銀行振り込み・もしくはクレジットカードでのお支払いとなります。
支払いの確認が取れ次第、退職代行が行われます。
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退職代行リスタートに関するQ&A
リスタートでは退職後の転職支援を受けられる?
退職代行リスタートでは無料でアフターサポートが用意されています。そのアフターサポートの中には転職のサポートもあります。
退職代行での転職サポートは基本的には転職エージェントの紹介となります。なので、転職エージェントを紹介してほしい方は利用してみましょう。
リスタートを使って退職したことは次の就職先にバレない?
退職代行リスタートに限らず、退職代行を使ったことは基本的に社内の人以外にはバレません。
例え両親でも退職代行を使ったという事実もありませんし、履歴書や職務経歴書に書く必要もありません。
ただし、次の転職先が日本に数社しかない同じ業界の会社...といった場合には、伝わる可能性もあります。
(基本的にはバレないと考えておいて大丈夫です。)
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本当に退職できるの?
よくあるこの質問ですが、基本的には退職できます。
但し、辞める会社がブラック企業で退職を断ってきた場合には、辞められない可能性もあるのではないでしょうか。
現在のところ実例では退職成功率100%となっていますが、自分の会社がブラック企業の場合には注意しましょう。
会社から本人に連絡くるの?
退職代行を使用した場合、基本的には退職代行会社を通じて連絡するように相手の会社に伝えますが、その言伝を無視して本人に連絡する場合があります。
退職代行業者から連絡が来たらさすがに会社側も本当かどうか確かめる必要がありますよね。
そのため、連絡が来る可能性は十分にあります。ただし、電話やLINEに出る必要はありません。
懲戒解雇になるの?
正社員の場合、懲戒解雇にすることは非常に難しいのが現状です。なので、退職代行を使ったら懲戒解雇になる可能性は非常に低いです。
ただし、これまでに無断欠勤を繰り返していた場合は別の理由で懲戒解雇になる可能性があります。
離職票の受け取りや返却物はどうすればいいですか?
退職代行リスタートを使って退職代行が完了した後に手続きを行うことができます。
退職代行後に、レターパックなどで「書類発行依頼」の書類を送ります。これによって離職票を請求します。
返却物については、レターパックに同封するか、郵便で送付するようにしましょう。
まとめ
以上、退職代行リスタートについて、口コミ評判を元にまとめてみました。
基本的に退職代行リスタートに依頼する場合には、以下の人におすすめです。
- ホワイト企業に就職していて辞めるまでの過程が面倒
- とにかく辞めたい、有給や退職金は不要
- ホワイト企業で人手不足という理由で上司から断られている
しかし、退職代行を使うと言っても、やはり「損をしたくない」ですし、「トラブルなく安全に辞めたい」という希望があるのではないでしょうか。
実際、数年間働いた後に退職すると、いくらかの退職金はもらえるようになります。また、残業が多すぎて辞めたいという場合には、残業代もかなりの金額になるでしょう。
そんな状態で残業代を手放すのはあまりにも痛手ですよね。
それらの給料報酬についてもしっかりと請求できるのは、弁護士か労働組合の退職代行になります。
民間企業では、あくまでも「意思を伝えるだけ」となりますので、ご注意ください。
また、トラブルなく辞めることができるのは、会社との交渉ができること。
会社に退職を断られた時でも、交渉権があれば、退職について強く求められます。この交渉権を持つのも弁護士か労働組合になります。
- 弁護士:弁護士資格を持つため、交渉が可能
- 労働組合:団体交渉権を持つ労働組合の退職代行
弁護士か、労働組合から連絡が来たら、会社だって身構えるし、しっかりとした対応をしなくては...と思いますよね。
立場上の効果があるのも弁護士と労働組合の特権です。
また、費用を抑えたいのであれば、労働組合がおすすめです。
労働組合の退職代行の場合、民間企業と同じくらいの金額で退職代行の依頼が可能です。
弁護士の労働組合に依頼する場合、基本的に着手金で10万円ほど、成功報酬で10万円程を取られるケースが多いです。
そのため、労働組合に依頼すれば、費用を抑えて安心して退職することが可能ですよ。
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