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退職代行

退職代行はクズ?ありえない?使わないで後悔しないために

退職代行 クズ

ネットで退職代行について調べると「クズ」という言葉が出ています

「退職代行を使って辞めようとする若者はクズ」というコメントがTwitter上で流れていることも。

しかし、退職代行を使用するのは本当にクズなのでしょうか?

僕自身としては、過去の実績や精神論だけで生きている人が辞める人を「クズ」呼ばわりしているだけの様に思います。

退職代行を使うことがクズなのではなく、退職代行を使わざるを得ない会社の風潮を作った職場がクソなだけなのではないでしょうか。

退職代行は退職するための手段です。

嫌な仕事を続け、辞められず負のスパイラルのまま仕事を続けるのではなく、スパッと辞めて切り替え、自分の未来のことを考えるのが最も大切なことだと考えます。

それでは「退職代行はクズでは無いよ」「退職代行は辞められない時に効果的に使うべき」という話をしていきたいと思います。

 

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退職代行はクズ?

そもそもなぜ退職代行を使う人はクズと呼ばれているのでしょうか。

考えられる理由としてはこのようなことがあるでしょう。

退職代行を使う人はクズと言われる理由

  • 昔は努力と根性が重視されていた
  • カンタンに辞める人への嫉妬
  • まだまだ認知されていないサービス
  • 会社と敵対するサービスだから

実際、退職代行サービスを使う人がクズだと言う人のほとんどが30代後半よりも年齢が高い人とされています。

つまりは、退職代行についての理解が無く、仕事は努力と根性だという悪い習慣から発生している考え方なのではないでしょうか。そういう人に限って「昔は...」「俺が若い頃はもっと...」といった言葉を多用しています。

考え方の違いがあるためにその様な考え方になるのではないでしょうか。

代行サービスは当たり前にある

退職代行に限らず、現代では代行サービスはたくさんあります。家事代行や育児代行等と同じように、何かしら抱えている悩みを解決するためのサービスです。

それらのサービスは重宝されていますよね。

しかしその一方で理解が無い人も多いようです。というのは、家事代行サービスを使う場合、「家事は嫁がするものだ」という考え方の旦那がいる場合、家事代行サービスを使う嫁は怠けている...と考える人もいるでしょうね。

つまりは考え方が偏っているために、「クズ」という言葉が出てきてしまうのではないでしょうか。

 

クズ呼ばわりするのはマウントを取りたいだけ

退職代行を使ったとして、会社に対して大きな損失は内容に思います。

あるとしたら「引継ぎ」ができなかった...というところでしょうか。しかし、具体的な被害や損失について主張したり発信しているところはほとんど無いように思います。(「部下が急に辞めたから俺がやらなきゃ~。だる。」などはありますが)

退職代行を利用して損害賠償請求等が一度も行われていないところが、その証明となるでしょう。

では、なぜ損失・損害が無いのにも関わらずクズ呼ばわりするのか。

会社としては辞めていく人に対して冷たくなる風潮もありますよね。つまり、会社を辞めた人は会社にとって仲間ではなく敵のような存在になります。

そのため、辞めた人に対してマウントを取りたいがために、「クズ」と罵りたいだけなようにも感じています。

 

「退職代行=クズ」という職場はある意味危険

雇われて働き続けることが美徳...という考え方の人は少なくありません。

とはいえ、結局普通に仕事を辞めることも、退職代行を使って辞めることも結局は同じ退職なのです。

退職代行を使う理由としては以下の理由が考えられます。

  • 退職を申し出たが辞められなかった
  • 上司が威圧的で言いづらい
  • 退職するタイミングを作れない

つまりは、職場の風潮の問題やコミュニケーション上の問題が主な理由となるのです。

自分の意見が言いやすかったり、しっかりとコミュニケーションが取れている職場であれば退職代行を利用するなんてことは起こらないハズ。

結論としては会社の問題なんですよね。その上、「退職代行=クズ」という考え方を持っている人がいる職場は社員を辞めさせないような考え方が当たり前となっている可能性があります。

んな職場で働くこと自体、危険なのではないでしょうか。

 

「退職代行はクズだ」という人の主張や理由は

退職代行 クズ主張

では、具体的に退職代行はクズだ!という人の主張やその理由について紹介しましょう。

主に以下の6つとなります。

退職代行はクズだ!という人の主張

  1. いきなり辞められると引継ぎが大変
  2. バックレるとか無責任すぎる
  3. 会社を他人の力で辞めるのは無責任
  4. 退職時くらい筋を通して自分でやれよ
  5. ただの甘えなのでは
  6. まだまだ世に広まっていないため、「知らないだけ」

具体的に紹介していきます。

①いきなり辞められると仕事の引継ぎが大変なんだ

退職代行を利用すると、ある日突然社員が仕事に来なくなるため、引継ぎが大変になる。辞められた会社側としてはこの意見が多いように思いました。

この迷惑を考えないのか?という視点から「退職代行で辞める人はクズ」という意見がある様子。

現在の仕事状況や今後どのようなスケジュールとなっているのか。そのような内容が一切分からず、連絡が取れなくなってしまうというのは確かに部署のメンバーには迷惑をかけることになるかもしれません。

しかし、会社は社員の一人が欠けても回るものです。そのため、一時的に引き継ぎ内容が分からず大変になる可能性もありますが、1ヶ月後には何事も無かったかのように会社は動いています。

 

②バックレるとか無責任すぎる

退職代行を使ってバックレるとか無責任すぎるだろ!次に多かったのがこの意見です。

無責任な人は社会で仕事ができないクズだ....ということでしょう。

しかし、退職代行を使って会社を退社することは労働基準法に基づいて正式に会社を辞める・退職することです。そのため、自分ルールで仕事をすっぽかしたりすることではないので、バックレには該当しません。

無責任という言葉がありますが、これは会社側が仕事を円滑に進めるために会社が決めたシステムから反したというだけなのです。もしこれが無責任というのであれば、何らかの病気によって突然会社に行けなくなった場合も無責任となるのでしょうか。

そもそもの話となってしまいますが、バックレるような風潮・業務を押し付け、社員に退職代行を使って辞めるようになるまで追い込んでしまった会社側に問題があるように感じます。

 

③会社を他人の力で辞めるのは無責任

会社を他人の力を使って辞めるのは無責任だ!...という意見もあるようです。

何をもって無責任と判断するかは人に寄るかと思いますが、会社を辞めるということを本人が行おうが他人が行おうが結局は同じことではないでしょうか。

その前にこのような発言をする人がいたとしたら、おそらく「会社を辞めさせたくない」「社畜の様に働いてほしい」といった強制したい意思があるように感じてしまいます。

会社を辞めることに無責任も何もありません。会社側として良いように使いたいという思いが言葉となって表れてしまったのではないでしょうか。何ともブラックな考え方ですね。

 

④退職時くらい筋を通して自分でやれよ

就職というのは自分の時間を売り、会社側がその対価として給料を与えている利害関係が発生することを指します。

退職代行を使って辞められる会社というのは、社員を相当にぞんざいに扱っていた、辛い思いをさせていたということになるでしょう。つまり、給料に対してその仕事量やストレスが見合わなかったということになります。

そんな職場に対して、果たして筋を通す必要があるのかは疑問に思うところ。

もし仕事上どうしてもそのように扱うしかなかった...というのであれば、逆に上司の方が無理をさせてすまなかったと謝るのが筋なのではないでしょうか。

 

⑤ただの甘えなのでは

果たして退職代行を使って辞めることは甘えなのでしょうか。

逆に、退職せずに嫌な仕事をいつまでも惰性で続け、人生を良い方向へ変える努力をしない方が「逃げ」であり「甘え」なのでは無いかと思います。

人には職業選択の権利があり、いつでも辞めることができます。しかし、退職・転職は人生の道を選択するとても勇気が必要な行動です。

その選択を甘えと断ずるのは道徳的にどうなのかと思ってしまいますね。

 

⑥まだまだ世に広まっていないため、「知らないだけ」

そもそも退職代行のサービスが普及したのは最近です。退職代行SARABAを筆頭に、最近ではようやく、その存在が認知され始めたところ。

そのため、まだまだ怪しいサービスというイメージを持つ人も多いでしょう。実際、中にはグレーな営業を続けている会社もありますからね。

つまり、退職代行をクズというのは退職代行自体を知らないからという可能性もあります。誰だって知らないことに対しては警戒心を持ちますよね。

退職代行がなぜ存在しているのか、辞める人はどんな気持ちで利用しているのかを理解すれば、少なくとも「クズ」という言葉は生まれないのではないでしょうか。

 

クズだと言われる退職代行を使う人が増えているワケ

退職代行はクズだと陰で言う人もいますが、それでも退職代行を使って辞める人は年々増えています。

ではなぜ退職代行を使う人が増えているのでしょうか。独自に分析してみました。

ブラック企業で心身を病んでしまっている

ブラック企業が年々増えており、その結果心身を病んでしまう人が増えています。

しかし、精神的にダウンしてしまったとしても、辞めさせず働かせようとするのがブラック企業。

そのため、退職を申し出ても拒否されたり、まともに対応してくれないという場合があるようです。

実際、退職代行に寄せられる悩みとしては「上司に言いづらい」というよりも「会社が辞めさせてくれない」という悩みの方が多いとされています。

 

会社が退職させてくれない、引き止められる

会社が辞めさせてくれなかったり、辞めようとするたびに引き止められるケースです。

会社を辞めようとする人の中にはキャリアアップのためもありますが、会社がまともな対応をしてくれない等の悩みを抱えている人も多いもの。

人員不足・労働時間が長すぎる・激務など、様々な理由がありますが、その悩みに対して前向きに向き合わず、上手に先送りする会社は少なくありません。

その結果、職場の改善もされず、辞めさせてもくれないため、退職代行を使って辞めるというケースが生まれるのです。

 

自分に合わない会社はすぐに辞めるべき考え方

最近では就職してすぐに仕事を辞める人も多くなってきましたよね。

仕事や働き方の多様化が進み、ブロガーやYoutuberといった仕事も増えてきました。それによって自分に合わない仕事はやるだけ無駄、楽しい仕事をしようという考え方も生まれています。

Twitterではこのような考え方を持つ人も多く、働き方の一つとして浸透しつつあります。

そのため、ズルズルと仕事を続けるのを無意味に感じ、今すぐ辞めたいという人が退職代行を利用しているケースも増えています。

 

自分で退職の意思を伝えればクズだと批判されることはないのか

退職代行を使って退職することはクズだという人がいますが、では逆に自分で退職の意思を伝えた場合にはクズだと言われないのでしょうか。

結論としては、自分で伝えても、退職代行を使っても、「クズ」という人の意見は変わらないように思います。

その理由を紹介します。

自分で退職を伝えても批判する人はいる

退職代行を使おうと自分で退職を申し出ようと、結局、批判する人は多くいます。

「退職代行はクズ」という人の言葉の裏には、会社を辞める選択をした相手に対するマウントを取りたいという心理が働いています。会社の仲間というポジションから離れ、自分の道を行く人の足を引っ張りたいんですよね。

よくある独立して起業を使用とする人に対して「やめとけよ」「だからほら言っただろ?」という言葉と同じです。現状維持を続けたく、成長してほしい気持ちは無いんですよね。

そのため、結局自分で退職の意思を伝えても、批判されるものは批判されます。

「退職代行を使った」というだけで、批判要素が一つ増えただけなんですよね。

 

退職代行を使うのに批判の声を気にする必要はない

退職代行を使う上で批判の声は気にする必要はありません。

言いたい人には言わせておけば良いのです。退職代行を利用した次の日から、批判するような人と顔を合わせることはありません。あなたがもし今後、批判するような人とも付き合いを続けていきたいのであれば別ですが、、

会社に残った人は去っていく人に対してマウントを取りたいもの。そもそも批判の言葉を聞く機会もありませんから、気にする必要はないでしょう。

 

退職代行はクズでもなんでもない。後悔しないように、今動こう

退職代行を使うことはクズではありません。

あなたが幸せな人生を歩むために、公開しないために必要な行動です。

退職をずっと先延ばしにすると、後悔してしまうかも

退職するというのはある意味勇気ある行動ですよね。

仕事を辞めたいと思っていても、実際にはその後にどうすれば良いか不安になることもあり、「タイミングが...」「○○が終わったら...」と先延ばしにしてしまうもの。

しかし先延ばしにすることは何の解決にもなりません。嫌な仕事を続けていたら自分が変わるタイミングを遅らせてしまっているだけ。退職を少しでも考えたのであれば、後悔しないように、今、深く考えてみましょう。

今の会社にいる意味はあるのか?もし会社に居続けることで少しでも自分にとって意味があると思うのであれば続けましょう。逆に、居続ける意味は無いと感じたら退職しましょう。

 

退職代行を使わざるを得ない状況を作ったのは会社側にも責任がある

そもそも退職代行を使わざるを得ない状況を作ったのは会社です。

退職を考えると自分を責めてしまうものですが、あなた自身が悪いことをしたわけではありません。会社があなたに合わなかった、もしくはあなたをそこまで追い詰めるほどの労働環境だったと考えるべきです。

退職させない・厳しい労働環境であれば、退職代行を使うのも仕方のないことではないでしょうか。

職場に優しい人がいると自分を責めてしまうものですが、そもそも会社に責任があると言えるでしょう。

 

退職代行を使うと転職先や世間にバレるのか?

退職代行を使用すると次の転職先に影響する...と考える人も多いようですが、実際、転職先に前職は退職代行を使って辞めたと伝わるのはレアなケースです。

退職代行を使って辞めたとしても、普通に退職したとしても、結果は同じです。特に変わりはありませんし、あなた自身が退職代行を使って辞めたことを発信しない限り、転職先にバレることはありません。

むしろ、転職先としては退職代行を使って辞めたことはどうでもいいことだったりします。それよりも、なぜ退職したのか?そしてなぜその後の転職先としてその会社を選んだのか?の方が重要なんですよね。

詳しくは以下の記事にて紹介しています。

退職代行を使ったその後は転職活動で不利?再就職を安全に進めるために

退職代行を使っての退職を考えている場合、その後の転職活動について気になりますよね。 転職先・再就職先にバレてしまわないか ...

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結論 退職代行をクズ呼ばわりする原因は会社にある

以上、退職代行をクズと呼ぶ原因についてまとめてみました。

結論としては、退職代行を使うことがクズなのではなく、退職代行を使うほどにあなたを追い詰めた会社の社風や体制・考え方がクズなのだと言えるでしょう。

社内で円滑なコミュニケーションを取れていれば、威圧的な体勢でなければ社員も普通に自ら退職を申し出るでしょう。しかし、退職代行を使うということは、そうしなければやめられない状態だったと言う事。

あなた自身が何も責任を負う必要はありません。すべては会社の責任です。

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