HSPさんの中でも、「看護師」のお仕事をしている人が実は多いんです。
そのため、辛い・向いてないといった気持ちから転職を考える人も。
今回の記事では、HSPが看護師に向いているかどうか、また別の道を選ぶ方法についても紹介します。
看護師は基本的には激務のお仕事。最初は気張って頑張っていても、不規則な生活をしているといつか体調を崩してしまう時もあります。
この記事を読んで少しでも気が楽になってもらえると幸いです。
Contents
HSP気質の看護師の特徴
まずは、HSPさんの特徴について紹介します。
HSPさんの特徴は以下となります。
- 物事を深く考えて行動する
- 外部刺激に敏感で疲れやすい
- 他者に共感しやすい
- 感覚が優れている
様々なことに感性が優れているため、些細なことでも深く考えたり気になってしまう性質を持つ人を指します。
まずは、あなた自身がHSPの看護師なのかどうかを確認してみましょう。
HSP気質の看護師さんの特徴は以下となります。
- スタッフや患者さんに優しい
- 仕事後は心身共に疲れて寝込んでしまう
- スタッフに鯛われたことや言ったことについて後で後悔する
- ベッド柵が落ちる音や大きな音に反応しやすい
- 噂話をしている声を聞くと自分の事かなと考えてしまう
どうでしょう、、、あなた自身の経験と照らし合わせ、思い当たるところはありませんか?
HSPで看護師が辛い!向いてない4つの原因
HSPで看護師が辛い理由は主に以下となります。
- 女性中心の職場
- 責任が重い・仕事時間が不定期
- 弱っている人に感情移入しやすい
- 人の目が多い
基本的にHSPさんは人それぞれ感じ方やストレスも重さも異なります。
そのため、全てのHSPさんが同じように感じるとは限らないと考えておきましょう。
上記のような悩みを抱えることが多いということだけ参考にしてみてください。
女性中心の職場で派閥ができる
看護師さんは基本的に女性中心の職場になります。
そのため、自然と派閥ができてしまったり、能力やコミュニケーションの問題で感情的になることも。
ここ最近では、感染症の流行などから人手不足になりがち。
それぞれの看護師どうして余裕が無い状態が生まれ、少しの事で陰口や苛立ちが目立つことも。
そのため、どうしてもHSPの看護師さんにとっては厳しい環境になりがちです。
仕事時間が不定期、深夜の勤務も
看護師さんは仕事時間が不定期になりがちであり、人の命を扱う分、その責任が重くのしかかります。
更に人手不足が加わることで、1日15時間労働などはザラにあるでしょう。
HSPさんにとって、激務、責任、何時間もの間の拘束は苦痛でしかありません。
ここに命を扱うストレスを扱うと、心の負担は想像を絶するものになるでしょう。
過度なストレスを身体に受け続けると、眠れなくなったりしがち。
弱っている人の気持ちが分かってしまう
HSPの人は基本的に困っている人を放っておけなったり、悲しい出来事に自分自身も悲しくなったりしがち。
また、ネガティブな出来事が起こると、切り返しが難しくなるんですよね。
看護師さんの場合、基本的には弱っている患者さんを接するお仕事。
場合によってはショッキングな出来事だっておこりうるでしょう。
そのような出来事によって、心を消耗した、気疲れを起こしてしまった、突然ネガティブな感情になってしまった...ということも起こるのです。
可能であれば、休みを取ってそれなりに回復することができれば話は別ですが、なかなか難しいですよね。
ミスが許されない仕事
看護師の方は分かるかと思いますが、基本的に先輩の目は厳しいもの。
特に教育の立場の方はその責任の重さから時に声を張り上げて怒ることも。
ミスが許されないようなお仕事なので、そういう意味では当然です。
しかし、そのような監視がある環境では常に緊張してしまう状況になるでしょう。
その上司や教育者と良好な関係が築けていれば別ですが、そうでない場合、看護師が辛いと感じることも無理はないでしょう。
HSPの看護師が辞められない理由
では、HSPの看護師さんが辞められない理由について紹介します。
①人の役に立てることが嬉しい
HSPさんは基本的に誰かの役に立ちたいと思う気持ちがあります。
自己肯定感が低く、本心は心の奥底に隠しがち。そんな認めきれない自分を奮い立たせるために自分で自分にプレッシャーをかけ、追い込んでしまう人も。
そのため、「あなたがいて良かった」そんな言葉をかけてもらえること、認められることがとても嬉しいのです。
そういう意味では、看護師という仕事は直接的に人の役に立つことができる仕事なのではないでしょうか。
②マジメ過ぎる
HSPさんは実は能力が高く真面目な人が多いのです。
コツコツ物事を続けられたり、不安にならないために前もって対策や行動を起こしたりします。
そのため、資格を取る事や仕事を覚えることに関しては、何でもできてしまうんですよね。
ただし、これはあくまでもストレスフリーの環境でのこと。
外部からのストレス、つまり、他人の目やノルマ・期限などが定められると、仕事で十分に力を発揮できなくなることも。
そのため、看護師の仕事で成果を発揮できないまま、自分にプレッシャーをかけ続け、辞めることも考えず、真面目に取り組んでしまうんですよね。
③引き留める文化
看護師の業界では、基本的に人手不足が常となっており、離職希望者への引き留めが常習化しているとされています。
特にHSPさんの場合、「まだ居てほしい」「まだ働き続けてほしい」という声があると、その期待に応えようとして頑張ってしまいがち。
誰かに必要とされていることに嬉しくなってしまうんですよね。
この結果、看護師が辛くても辞めることができず、辛い環境でズルズルと働いてしまうようになるのです。
HSPの看護師で辛いけど辞めにくい場合の対処法
HSPの看護師さんで職場環境が辛いと感じた場合には、辞めることも選択肢として考えますよね。
しかし、先に説明したように看護師は辞めにくい環境なのは間違いありません。
では、辞めにくい場合にはどのように対策すればよいのでしょうか。
HSPの看護師で辛いけど辞めにくい場合の対処法について紹介します。
規則を提示する
看護師さんの場合、辞める時の暗黙の了解のようなものがあり、「退職は3ヶ月以上前に言わないと辞められない」というものがあるそう。
人手不足なども原因でしょうが、退職することを伝えてから3ヶ月も継続するのは辛いですよね。通常は1~2カ月です。
この場合には就業規則を提示するのが効果的です。就業規則には「退職は○ヵ月前に申し出る」という文言が明記されているため、その部分を印刷して提示するとスムーズに退職できる可能性があります。
規則に記載してある...と伝えれば、比較的辞めやすいのではないでしょうか。
労働基準監督署に相談する
HSPさんの場合、これはなかなか言い出しにくいかもしれませんが、「労働基準監督署」に相談しますと伝えることでスムーズに辞めることができる場合も。
看護師さんの場合、労働時間が長すぎることが慢性化していたりするのですよね。そのため、職場として労基に相談されるのは避けたい場合が多いでしょう。
そのため、その後ろ盾さえ作ってしまえば、スムーズに辞めることができるかもしれません。
ただし、一方的な退職は軋轢を生む可能性もあるため、穏便に済ませることを意識しましょう。
退職代行サービスに相談する
退職代行サービスを意識することも検討しておきましょう。
看護師を退職することが言い出しにくい方、もしくは引き留められてしまう可能性がある方にオススメのサービスです。
退職代行サービスならあなたの代わりに退職の旨を伝えてもらうことができ、その後の職場とのやり取りは退職代行サービスが代わりにやってくれます。依頼後は一切出勤せずに辞めることも可能です。
あなたがどうしても辞めることができない場合には検討しておきましょう。
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HSPで看護師が転職するなら
では、看護師の方が転職するならどのような仕事に就くのがオススメなのでしょうか。
ここで大切なのは、HSPが看護師に向いていないのではなく、問題なのは職場の人間関係がメインです。
つまり、HSPは看護師の素質があり、向いている仕事であると言えるでしょう。
そのため、HSPさんが看護師から転職するなら、以下の特徴に当てはまる職場を見つけることをオススメします。
①看護師の資格を別の仕事で生かす
子供を扱う仕事、クリニック、介護職など。
看護師の経験や能力は病院以外でも様々な場所で活躍します。
特に保育園や介護のお仕事などでは重宝されやすいですよね。
看護師の資格を持っていることはあなたにとって強みでしかありません。
場合によっては看護師を派遣形式で探せば、無理なく仕事ができることもあるでしょう
②看護師が求められている別の仕事をする
看護師さんが求められているのは病院だけではありません。
最近では同じように看護師で辛い経験をした人も多くなってきて来ます。
そのため、転職時のアドバイザーや私の様にブログで発信することもできますよね。
それほど看護師というのは貴重なお仕事であると言う事。
看護師の知識や経験は貴重なモノなのです。
③学歴と資格から離れ、別の仕事をする
看護師は学歴や資格・技術が求められます。
あなた自身が看護師になるまでにたくさんの経験をしてきましたよね?
- 学生時代に死ぬほど勉強したこと
- 親に高額な学費を支払ってもらったこと
それらの分、あなたに辞めることへの責任がのしかかっているのではないでしょうか。
しかし、いくらその仕事に就くために大きな投資があったとしても、実際に働いてみてあなたの未来が辛いものになると感じたのだとしたら、辞めてもいいと思います。もったいないという気持ちがあったとしても、一度は辞めて違う世界を見てみることも大切です。
得に看護師さんは免許があればまた看護師として働くことだって可能です。
今の時代は働き方も多様化しているため、自由に働いてみることを考えてみましょう。
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HSP看護師にオススメの働き方
以上、HSPの看護師さんの働き方について紹介しました。
別に看護師の資格を持っているからと言って、看護師の仕事に固執する必要は無いんです。
あなたがこれまで看護師として働いてきた経験が大切であり、貴重なモノなのです。
まずは、あなた自身がストレスを抱えにくく、楽しく過ごせる働き方を選んでみるようにしましょう。